
こんなお悩みを解決します。
この記事はこんな人におすすめ
- したい事がわからなくて悩んでいる方
- どうやって仕事を選んだらいいか知りたい方
- 人生の目的を見つけて心を軽くしたい方
「したい事がわからない」と焦らなくても大丈夫です。「したい事」を見つける必要はなく、「どう生きていきたいか」を考えればいいからです。
この記事の結論
結論から先に言うと、
- 本当にしたい事がある人は1%だけ。残り99%は「自分が良い状態」でいることを望む
- したい事がない人は ①自分に嘘をつかない ②給料とやりがいのバランスがいい ③伸びてる業界 で選ぶのがおすすめ
- 自己分析をして理想と現実のギャップを可視化すれば「したい事がわからない」悩みから解放される
です。

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目次
したい事がわからない沼から抜け出す方法
したい事や天職を探そうとすると、どんどん沼にハマって「やりたい事なんかない…」と落ち込んでしまいますよね。
そんな沼から抜け出す方法を解説していきます。
「したい事を見つけないといけない」のは思い込みだと気づく
悩む原因は「したい事を見つけないといけない」=「したい事がない人生はダメな人生だ」と思っているからです。
幼いころから私たちは頻繁に「将来は何になりたいの?」と聞かれてきました。
幼稚園でも、小学校でも、中学校でも「将来の夢」について作文しますよね。

つまり私たちはその度に「したい事をみつけないといけない」と呪いをかけられてきたのです。
でも、実はこれ、日本特有の風習なんです。

したい事をみつけないといけないのは思い込みで、本当はしたい事なんかなくても幸せに生きられるのです。
そう考えると心がふっと軽くなりますよね。
したい事じゃなくて「どう生きたいか」を考えればいい
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法によると人間には2種類いて、
- 【Todo型】自分の人生をかけて成し遂げたいことがある人
- 【Being型】何をするかにこだわりがなく、自分がどんな状態でいるかに興味がある人
に分けられるそうです。
Todo型は何があっても揺るがない強い信念をもっていて、目的達成のためなら手段を選ばず尋常じゃない努力ができる人です。
世の中にはTodo型の成功体験談が多く出回っているため「何か目標がないと成功できない」と思ってしまいますが、このタイプの人は全体の1%にすぎません。
残りの99%はBeing型で「自分が楽しめるか」「役に立てるか」「心地のいい人に囲まれているか」といった「状態」に重きをおきます。
自分に嘘をついている状態であることに苦しさを感じるのが特徴です。
こだわりがないため、困難にぶち当たった時に「そこまでしてやりたいのか?」と踏ん張る理由がありません。
つまり99%の人は、したい事を探すのではなく、どんな風に行きたいか?ということを考えればいいのです。
したい事がない人にオススメの仕事の選び方
このページにたどりついたあなたはBeing型の方だと思いますが、そんな方におすすめの仕事の選び方を解説します。
自分に嘘がない仕事を選ぶ
自分自身に嘘をつかなくてもいい仕事を選ぶとストレスが少なくて済みます。
たとえば同じ営業職でも「自分がいいと思って売る商品」と「人に勧めたくない商品」だと、後者のほうは自分に嘘をつくためしんどく感じてしまいます。
どういう時に「嫌だ」と感じるのか書き出してみて、嫌な要素のある仕事は選ばないようにするのがオススメです。
給料とやりがいのバランスがいい仕事を選ぶ
「給料かやりがいか」と極論で考えるのではなく、自分が心地よいと感じるバランスにするのが大切です。
どっちかに偏っていると「給料は多いけど自分の時間がなくてツライ」「やりがいは多いけど給料が少なくて生活が苦しい」というように、「良い状態」が脅かされます。
自分が幸せな状態でいるためには「生活にいくら必要で」「どういうときにやりがいを感じるのか」を知っておくことが大切です。
伸びてる業界を選ぶ
定年まで同じ企業で働く時代は終わり、どの企業に勤めても大半の人はどこかのタイミングで職を変えます。
転職するときに職場を選べるよう自分の市場価値を上げることを優先してもいいかもしれません。
これから衰退しそうな業界を選んでしまうと頑張っているのに業績が伸びず、やりがいにも影響していきます。
「どうしてもやりたいこと」じゃないのにわざわざハードモードなところに行く必要はありません。
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どう生きたいか?キャリアの軸を見つける3つのステップ
次に、どう生きたいか?が見つかる3つのステップを解説していきます。
「良い状態」でいるためには人生全体でキャリアを考えることが大切です。
step
1自分の価値観を知る
step
2理想の暮らしを思い描く
step
3理想と現実のギャップを埋めるために行動する
自分の価値観を知る
まずは自分の価値観を言語化してみてください。
これまでの人生や仕事を振り返って、次のように自分自身の行動や感情の理由を深堀して質問していきます。
- 今の仕事を選んだ理由は何ですか?
- 転職した理由は何ですか?
- 人生の中で頑張ったことはありますか?頑張れた理由は何ですか?
- 役に立ったと思った時はどんな時ですか?
- 楽しいと感じる時はどんな時ですか?
- どんな時に熱中できますか?
- 人生の中で悔しかったことはありますか?
頭の中だけだと思考があちこち飛び散ってしまうので、書き出してみるのがオススメです。
理想の暮らしを思い描く
次にどんな暮らしが理想なのかを考えてみます。

仕事を選ぶ時はどうしてもお給料や福利厚生、やりがいに目が行きますが、人生は仕事だけじゃありませんよね。
キャリア論で有名なサニーハンセン氏によると、キャリアを人生の中の一部とみなして人生設計を立てることが大切だそうです。
そこでポイントとなるのが次の4つの要素。
- 【労働】働く時間
- 【愛】大切な人たちと過ごす時間
- 【学習】読書や学びの時間
- 【余暇】趣味や遊びの時間
これらが上手く組み合わさると人生は上手くいくそうですよ。
自分にとってどんな割合になるのが理想なのか、考えてみてください!
理想と現実のギャップを埋めるために行動する
理想と現実のギャップがわかったら、自分の価値観に基づいて行動していきましょう。
私はこのステップを踏まずに転職して、転職しては「なんか違うな」を繰り返してきました。
自己分析をするのは大変だし時間がかかりますが、転職に失敗すると何年もの時間を無駄にしてしまいます…。

まとめ
「したい事がわからない」と悩む必要はなく、「どう生きたいか?」を元にキャリアをの軸を考えることが大切です。
記事の内容をまとめると、
- 本当にしたい事がある人は1%だけ。残り99%は「自分が良い状態」でいることを望む
- したい事がない人は ①自分に嘘をつかない ②給料とやりがいのバランスがいい ③伸びてる業界 で選ぶのがおすすめ
- 自己分析をして理想と現実のギャップを可視化すれば「したい事がわからない」悩みから解放される
です。
キャリアに悩む方の参考になれば嬉しいです。
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